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唾液は好ましい口内環境の維持に役立つものであり、少ない状態が続くと問題がでてきます。口内環境のためには唾液を増やした方が良いとさえいえます。ただし、唾液が増えすぎるのは別の問題を抱えている可能性があり注意が必要です。
唾液の分泌を促進するのは自律神経であり、サラッとした唾液は副交感神経が担当しています。従って、副交感神経を優位にしてやれば唾液は増える理屈になります。逆に、交感神経が優位に立つと粘り気の強い唾液が少量分泌されます。
副交感神経が優位に立つ状態とはリラックスした状態です。つまり、心にゆとりを持つと良いです。
最も簡単であり大事なのが水分補給です。喉が渇いた状態では唾液の分泌量も減ってしまいますよね。
「喉が渇いたと感じた時=体が欲している時」となりますので、喉が渇いたと感じる前に少量ずつで良いので水を飲むようにしましょう。
究極のリラックスタイムは安眠中です。もちろん、副交感神経が優位に立っている時間帯です。しかし、眠っているときは唾液の分泌速度が落ちています。そのため睡眠中に唾液を増やすのは難しくなりますので、口を開けたまま寝ないように工夫したり、マスクによる乾燥防止、就寝前に水を飲むなどが良いとされます。
ガムをかむと唾液がたくさんでますし、梅干しなら食べなくても想像しただけで唾液があふれそうになります。これはリラックスしている云々ではなく、刺激に反応しているのです。
ガムや梅干しに限らず、噛む行為は唾液の分泌を促進してくれます。
普段から「柔らかい物ばかり食べているかも」と感じている人は、少し歯ごたえのある商材を使った食事をとるようにするのもオススメです。
唾液は潤滑作用や洗浄作用、消化作用などの健康な生命維持に欠かせない働きをしてくれる頼もしい味方です。ちょっとくらい多くても心配することはありません。しかし、多すぎるのは問題です。
文字通り、唾液の分泌が多すぎる症状です。この症状が出ると「分泌が多いのではないか」「多すぎるのではないか」というレベルではなく、間違いなく多すぎて本人は唾液の処置に困るほどです。ただ、唾液が少ない場合に比べると悪影響は少ないようで、それよりも原因に注意が必要です。
唾液分泌過多症には2タイプあります。
タイプ | 状態 | 原因 |
---|---|---|
真正唾液分泌過多症 | 実際に分泌過多となっている | 口内炎や心身症などが考えられます |
仮性唾液分泌過多症 | 分泌は過多ではないが唾液がたまることで似た結果になっている | 嚥下障害が考えられます |
原因となる疾患がはっきりしているものについては、その治療を行うことが唾液分泌過多症の治療にもなります。また、精神安定剤などの薬剤の使用も一定の効果が見込めます。
このように、唾液はある程度多い方が良いのですが、多すぎる場合は別の疾患を抱えているサインかも知れません。気になる方はかかりつけの歯科医院に相談してみるようにしましょう。
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