正しい知識を身に付けることが最大限の効果を発揮するためには必要であり、インプラント京都デンタルケアでは正しい歯磨きの指導、虫歯や歯周病を予防する方法などをご提案できますので気軽にご相談くださいませ。
成人だと体の約60パーセントを占める水分の中で、唾液は唯一常時自分で感じることのできる液体です。尿や血液は特定のときしか触れることができませんが、唾液はいつでも口の中で感じられます。強いストレスにさらされると口が渇くことがありますが、唾液が少ないと感じるときはどこか不調があることが多いものです。
唾液は健康と生命維持に欠かせない役割を担っています。
唾液を構成する成分には以下のようなものがあります。
最も多いのが水分であることはいうまでもなく、99.5パーセントを占めています。
唾液のPh値は口腔内の状態を知るひとつの目安になります。通常ですと概ね6.7から7.0の範囲(平均6.8)にあるので著しくかけ離れた数値であれば問題があります。ただし、唾液のPh値は常に一定ということはなく、食事をしたときや運動・ストレスの状態でも一時的に変化します。何もないのにいつも数値がおかしいときは緊急事態かもしれません。
唾液には口腔内の健康維持のためにいろいろな作用があります。唾液が作用してもたらす主な効果をみてみましょう。
口腔内を潤し、咀嚼や嚥下、発音を円滑にしています。
潤滑作用同様に口腔内を潤し、食事や歯から粘膜を保護しています。
口腔内に入った余計な異物等をキャッチし処理します。
消化酵素であるアミラーゼの働きで消化を助けます。
食べ物の味を出す物質を溶け込ませて味覚を感じさせます。
酸やアルカリから口腔内を守り中性を保つことで歯の健康維持に貢献します。
外的である細菌からお口の中を守ります。
カルシウムやミネラルが溶けだした歯を補修する効果を発揮します。
唾液アミラーゼを使用してストレスの評価をすることができます。ストレスは口腔内の環境を悪化させるだけでなく、全身のいろいろなところに不調を生じさせ得る危険因子です。それを手軽に調べられるのは有意義なことです。
ざっと見ただけでもこれだけの役割を担っているのが唾液です。わたしたちの口内をいつも健康に保っていてくれるのはもちろんのこと、いつもより少ない場合には不調も知らせてくれる大切なものです。何か違和感を覚えたら、異変のはじまりかもしれません。ご自身で分からない場合は、歯科医院にご相談ください。
「唾液のことで歯医者さんに?」と意外に思う方がいるかもしれませんが、歯科医師は口腔内全般に関するプロですので、気軽にご相談いただくことができます。
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